頻尿・尿失禁・おねしょ治療について
過活動膀胱とは尿意切迫感を必須とした新しい疾患概念であり、通常は頻尿と夜間頻尿を伴います。切迫性尿失禁は伴う場合とない場合があります。尿意切迫感とは急におこる抑えられないような強い尿意で、我慢するのが困難なものをいいます。 頻尿とは1日8回以上、夜間頻尿とは夜中に1回以上の排尿があることをいいます。過活動膀胱と同様の症状を示す疾患には、膀胱炎・前立腺炎・間質性膀胱炎・腹圧性尿失禁・尿路結石・膀胱腫瘍・子宮内膜症・心因性頻尿などがあります。これらを除外したのちに、過活動膀胱は、抗コリン剤を内服や干渉低周波による膀胱等刺激法を行うことにより症状の改善を認めます。